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解体

立つ鳥跡を濁さず”の精神が大切!土地活用ための“解体工事”とは?!

突然ですが、私の思い出話をひとつ聞いていただけますでしょうか。私の祖母は田舎町に住んでいました。まだ小さかった頃、週末の休みは祖母の家でのんびり過ごすことが私の楽しみでもありました。

しかし私が高校に進学するときに、その家が取り壊されることになりました。突然のことだったのでビックリしたのですが、祖母はだいぶ前から自宅の解体を考えていたようです。

想い出がいっぱいつまった祖母の家。その家がなくなるという出来事にショックを受けた私に、父は微笑みながら教えてくれました。「これはね、おばあちゃんからのプレゼントなんだよ」と。解体されて更地になったその場所に、祖母私たち家族のために賃貸マンションを新築しようと考えていたのです

1階部分を家族の居住空間として、2階から上を賃貸マンションとして提供し、資産を運用しようと考えていたのです。解体される理由を聞いたとき、祖母に対する深い感謝の気持ちが湧いてきました。

建物の解体は新しいストーリーが誕生する“始まりの合図”でもあります。今回はそんな解体工事について、大切にすべきポイントや解体費用、工程についてご紹介しようと思います。

解体工事に必要な金額はいくら?

大きなショベルカーにたくさんのダンプカー。見た目にもインパクトのある解体工事ですが、費用はいくらくらい必要なのでしょうか。

費用は「建物の構造」「立地条件」「解体に付随する工事の内容」によって変動します。

建物の構造:木造・鉄骨造・コンクリートなどの建物の構造に加えて、1階建てなのか、複数の階がある建物なのかによって金額は変わります。

立地条件:となりの建物と距離が近い、重機が入れないようなせまい土地、交通量の多い道路に隣接しているなど、建物の立地条件でも変わってきます。

付随する工事の内容:庭や玄関まわりの外構を撤去したり、大きな浄化槽が設置されていたり、アスベストなど特別な解体が必要だったりする場合も費用は変動します

諸条件によって変動する解体費用ですが、以下におおよその相場をお伝えします。日本でもっとも多いといわれている30坪の家を解体する場合の目安です。

【木造】120150万円

【鉄骨造】180200万円

【コンクリート】180240万円

上記の金額に加えて、外構や浄化槽の撤去、アスベストの撤去について、別途費用が発生します。

解体工事ってどれくらいの日数が必要なの?気になるスケジュールについて。

結論からお伝えすると、平均的な30坪の大きさの木造住宅であれば、10日〜14日というのが一つの目安になります。これよりも建物が大きかったり、処理が困難な構造や扱いがむずかしい建築材料を使っていると工期が長くなります。

重機を使って解体作業をおこなうことができればベストですが、住宅密集地では人の手で解体作業をおこなうケースが増えています。廃棄物の処理に対する基準が厳しくなっているので、重機で一気に解体することが難しく、人力で丁寧に工事をせざるを得ません。

天候によっても左右されるので、解体工事のスケジュールについては、事前にしっかりと話し合う必要があります。

工事は「現地調査→お見積もり→契約→手続き→解体工事」という流れで進んでいきます。

解体を請け負う業者は事前にリサイクル法の申請や道路使用許可など、各自治体への手続き・届出をおこなう必要があります。

お客さまの方も電気・ガス・水道のインフラを事前に停止しておき、家庭内の不用品を処分しておいてください。とくに「エアコン」「テレビ」「冷蔵庫」「洗濯機」を処理する場合は料金が発生する場合もあります。お住まいの自治体に事前にご確認ください。

トラブルに発展する可能性もある?!解体工事で気をつけるべきポイントは?

とても大がかりな工事になるため、解体する際は以下5つのポイントを注意しておいてください。

1 近隣の皆さまに事前に挨拶をしておき、協力と理解を得ること
2 騒音や振動について、事前に業者に確認しておくこと
3 近隣とのトラブルが発生した際には、真摯に対応すること
4 各種届出について事前に確認しておくこと
5 廃棄物の処理方法についてしっかりと確認しておくこと

トラブルは大きく「近隣とのトラブル」「業者とのトラブル」の2つに分けられます。

まず近隣とのトラブルですが、「となりの家の壁を壊してしまった」という重大な過失をしてしまったというケースがあります。隣接する家との距離が近ければ近いほどこういったトラブルが起きる可能性は高くなります。裁判所から壊してしまった壁の修繕費用として1,500万円の支払いを施主に命じたという判例もあります。

解体工事について事前にアナウンスしておらず、近隣の住民が工事のことを知らずにトラブルに発展してしまったケースもあります。こういった苦情がこじれると、解体工事を中止する可能性も考えられます。工事期間中は騒音や振動など、近隣の皆さまにご迷惑をおかけするので事前に協力と理解を得ることが大切です。

つぎに業者とのトラブルですが、「ここまで撤去して欲しかったのに」とか「ここまでは残してほしかった」といった、工事の範囲についてのトラブルが例として挙げられます。事前にしっかりと打ち合わせをしておけば避けられますが、工事に関わる全ての作業員に周知が徹底されておらず、仕上がりにズレが生まれてしまうことがあります。お互いに「ここまで打ち合わせしたから安心だ」と油断することなく、綿密なコミュニケーションをとる必要があります。

産業廃棄物については、安全面上、処理に対する意識が高まっています。とくにアスベストは健康被害にまで影響が及ぶので、処理の方法についてしっかりと打ち合わせしておきましょう。解体業者は“マニフェスト”とよばれる産業廃棄物管理票を発行する義務があります。マニフェストの発行もしくはコピーを受け取ることをお忘れのないようにご注意ください。

いかがでしたでしょうか。建物の解体工事は近隣に与える影響もとても大きく、産業廃棄物といった取り扱いが難しい問題もあります。新しくなった土地をふたたび輝かせることができるよう、“立つ鳥跡を濁さず”の精神でていねいに行なう必要があります。

弊社では考えられるトラブルを回避するよう、お客さまとしっかりとコミュニケーションをとりながら解体工事に取り掛かります。建物の解体工事をご検討のお客さまは弊社まで気軽にご連絡くださいませ。

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