外壁塗装で一番危険なのは、訪問販売からの提案です。
実は、訪問販売で外壁塗装すると相場価格よりも2倍の値段がかかるケースが多いです。
販売会社の営業マンは塗装についての専門知識がほとんどないケースが多いです。
そのため、あなたの家の外壁に合わない塗料や間違った修繕工事を勧められることが多く、工事後半年も経たないのにすぐに塗装が剥がれたり、汚れたり、傷ついたりすることが起こります。
一部の訪問販売は下請けに塗装工事を回すときに、信じられないほど安い金額で依頼することもあります。
実際に訪問販売の下請け施工をやっていた塗装店さん曰く、訪問販売の工事は工期が短いため、「○○の場所は塗らなくてもいい、塗料は薄めて使って」などと手抜き工事を強要されることもあるそうです。
以上より「高額な工事費用を払っているんだから、適当な工事はしないだろう」と値段で判断するのは、大変危険です。
よく勘違いされることが多いのですが、「ご近所さんの塗装工事をする業者は安心だ」という考えです。
ご近所さんには合っている塗装業者なのかもしれませんが、あなたの家にとって良い塗装店とは限りません。
なぜなら、ご近所さんがどうやって塗装業者を選んでいるかはわからないからです。
仮にご近所さんが、訪問販売に来た塗装業者を良いと思って依頼しているならば、それを「ご近所さんが選んだから安心だ」といって安易に信頼することは危険です。
例えば、家ごとに行う修繕工事も違いますし、会社ごとに工事費用や工事保証期間、提案する塗料などが全然違います。
そういった提案内容を比較しないで、ご近所さんで塗装工事をしていた会社1社だけに話を聞くことはおすすめしません。
チラシの値段が高額になる理由は外壁塗装で必要な2つの工事「コーキング工事」と「付帯部塗装」が含まれていない値段だからです。
例えば、「シリコン塗料で税抜き40万円でやります。」とチラシで書いてあっても、工事内容にはその他の細かい塗装が含まれていることがほとんどありません。
チラシをよく見ると、値段の横に小さな文字で「塗装面積~80㎡」などという記載があります。
しかし、実際の戸建てで、塗装面積が80㎡の家はほとんどありません。
一般的な戸建て(建坪が約30~60坪の場合)だと平均的な塗装面積は20~200㎡で、チラシの表記を超えた分は割高な単価で費用が追加されることがほとんどです。